九九プリント(無料・答えつき)段ごと・ランダムをその場で作って印刷

公開日  更新日  文:牛草弘陽(運営者情報)

木のテーブルで、九九プリント(6・7・8の段)を鉛筆で解いている子どもの手元
写真はイメージです(画像生成AIで作った写真に、このページで作ったプリントを合成)。

練習したい段を選んで「プリントを作る」を押すだけ。順番どおりにも、ランダムにも並べられ、答えは別のページにつきます。プリントの下には、九九表・段ごとの覚え方のコツ・つまずきやすいポイント・豆知識まで、家で教えるときに役立つことをまとめました。

プリントを作る ↓

プリントを作る

練習する段
並べ方
問題の数

A4で印刷できます。スマホからは「印刷する」→ プリンターを選ぶか、PDFに保存してください。問題はこの画面の中だけで作っていて、どこにも送信しません。

九九プリントの見本。6・7・8の段をランダムに並べた20問で、名前と点数を書く欄がある
見本(6・7・8の段・ランダム20問)

この記事のまとめ

  • 九九は小学2年生で習います(学習指導要領 第2学年)。
  • 九九は全部で81問。かける数とかけられる数を入れ替えても答えは同じなので、1の段を除くと覚える組み合わせは36個まで減らせます。
  • 覚える順番は5・2の段 → 3・4の段 → 6・7・8・9の段 → 1の段が、多くの教科書と同じ流れです(東京書籍の教科書・岡山大学の論文で確認)。
  • つまずきやすいのは、決まりが見えにくい7の段と、答えが大きくなる6〜8の段の後半。「順番なら言えるのに、バラバラだと言えない」状態はランダムのプリントで練習します。
  • 練習は1日5〜10分・プリント1枚を毎日。止まった問題だけを集めてくり返します。

九九表

九九の答えを1枚にまとめた表です。色のついたななめの列(1、4、9、16…81)は、同じ数どうしをかけた答えです。表は、このななめの線を境に左右対称になっています。

九九表(たて=かけられる数、よこ=かける数)
×123456789
1の段123456789
2の段24681012141618
3の段369121518212427
4の段4812162024283236
5の段51015202530354045
6の段61218243036424854
7の段71421283542495663
8の段81624324048566472
9の段91827364554637281
冷蔵庫にマグネットで貼った九九表を、子どもが指さしている
写真はイメージです(画像生成AIで作った写真に、このページの九九表を合成)。

表を見て覚える段階と、表を見ずに答える段階を分けると練習しやすくなります。トイレや冷蔵庫など、毎日目に入る場所に貼るのもおすすめです。

覚える順番:5の段と2の段から

多くの教科書では、九九を次の順番で習います(岡山大学の算数教育の論文で「多くの教科書」の順として紹介され、東京書籍の教科書「新編 新しい算数2」も5・2・3・4の段の順です)。答えの決まりが見つけやすい段から始め、少しずつ難しい段へ進む流れです。

  1. 5の段・2の段:答えが5ずつ・2ずつ増える。時計の読み方や2とびの数え方とも重なる。
  2. 3の段・4の段:4の段は2の段の2倍で確かめられる。
  3. 6・7・8・9の段:数が大きくなり、つまずきやすい山場。
  4. 1の段:最後に。かける数がそのまま答え。

ご家庭で練習するときも、この順番どおりに1段ずつ増やすのがおすすめです。学校で習っている段がわからないときは、お子さんの教科書の目次を見ると確認できます。

段ごとの覚え方のコツ

それぞれの段には、答えを思い出す手がかりになる「決まり」があります。決まりに気づくと、丸暗記より忘れにくくなります。

1の段:いちばん簡単。でも「いんいち」という独特の読み方に注意

かける数がそのまま答えになります。多くの教科書では、6〜9の段のあとに最後に習う段です。「いん」という読み方に慣れれば、すぐに言えるようになります。

1の段の唱え方を見る
  • 1×1=1いんいちがいち
  • 1×2=2いんにがに
  • 1×3=3いんさんがさん
  • 1×4=4いんしがし
  • 1×5=5いんごがご
  • 1×6=6いんろくがろく
  • 1×7=7いんしちがしち
  • 1×8=8いんはちがはち
  • 1×9=9いんくがく

1の段のプリントを作る

2の段:2ずつ増える。数え方「2、4、6、8」がそのまま使える

「にい、しい、ろ、や、とお」と2とびで数えた経験があれば入りやすい段です。答えはすべて偶数(2で割り切れる数)になります。

2の段の唱え方を見る
  • 2×1=2にいちがに
  • 2×2=4ににんがし
  • 2×3=6にさんがろく
  • 2×4=8にしがはち
  • 2×5=10にごじゅう
  • 2×6=12にろくじゅうに
  • 2×7=14にしちじゅうし
  • 2×8=16にはちじゅうろく
  • 2×9=18にくじゅうはち

2の段のプリントを作る

3の段:答えの各位をたすと「3・6・9」がくり返す

3、6、9、12(1+2=3)、15(1+5=6)、18(1+8=9)…と、十の位と一の位をたした数が3、6、9の順にくり返します。「さざんがく」「さぶろく」「さんぱ」と、読み方が変わる問題が多いのも特徴です。

3の段の唱え方を見る
  • 3×1=3さんいちがさん
  • 3×2=6さんにがろく
  • 3×3=9さざんがく
  • 3×4=12さんしじゅうに
  • 3×5=15さんごじゅうご
  • 3×6=18さぶろくじゅうはち
  • 3×7=21さんしちにじゅういち
  • 3×8=24さんぱにじゅうし
  • 3×9=27さんくにじゅうしち

3の段のプリントを作る

4の段:2の段の答えを2倍すると4の段

4×3=12は、2×3=6の2倍です。2の段が言えるなら「2の段を2倍」で確かめられます。答えの一の位は4、8、2、6、0がくり返します。

4の段の唱え方を見る
  • 4×1=4しいちがし
  • 4×2=8しにがはち
  • 4×3=12しさんじゅうに
  • 4×4=16ししじゅうろく
  • 4×5=20しごにじゅう
  • 4×6=24しろくにじゅうし
  • 4×7=28ししちにじゅうはち
  • 4×8=32しはさんじゅうに
  • 4×9=36しくさんじゅうろく

4の段のプリントを作る

5の段:答えの一の位は「5」か「0」だけ

5、10、15、20…と、一の位が5と0を交互にくり返します。多くの教科書で最初に習う段です。時計の「5分、10分…」の読み方とも重なり、なじみがあるためと考えられます(運営者の考え)。

5の段の唱え方を見る
  • 5×1=5ごいちがご
  • 5×2=10ごにじゅう
  • 5×3=15ごさんじゅうご
  • 5×4=20ごしにじゅう
  • 5×5=25ごごにじゅうご
  • 5×6=30ごろくさんじゅう
  • 5×7=35ごしちさんじゅうご
  • 5×8=40ごはしじゅう
  • 5×9=45ごっくしじゅうご

5の段のプリントを作る

6の段:3の段の答えを2倍すると6の段

6×7=42は、3×7=21の2倍です。後半(6×6から先)で止まりやすいので、「6×6=36」を足場にして「36に6をたすと42」と1つ前から確かめる方法も覚えておくと安心です。

6の段の唱え方を見る
  • 6×1=6ろくいちがろく
  • 6×2=12ろくにじゅうに
  • 6×3=18ろくさんじゅうはち
  • 6×4=24ろくしにじゅうし
  • 6×5=30ろくごさんじゅう
  • 6×6=36ろくろくさんじゅうろく
  • 6×7=42ろくしちしじゅうに
  • 6×8=48ろくはしじゅうはち
  • 6×9=54ろっくごじゅうし

6の段のプリントを作る

7の段:決まりが見えにくく、最後まで残りやすい段

答えの一の位が7、4、1、8、5、2、9、6、3とばらばらで、手がかりになる決まりが少ない段です。7×6=42、7×7=49、7×8=56は答えの数が近く、混ざりやすいところです。この3つだけを集中して練習するのが近道です。

7の段の唱え方を見る
  • 7×1=7しちいちがしち
  • 7×2=14しちにじゅうし
  • 7×3=21しちさんにじゅういち
  • 7×4=28しちしにじゅうはち
  • 7×5=35しちごさんじゅうご
  • 7×6=42しちろくしじゅうに
  • 7×7=49しちしちしじゅうく
  • 7×8=56しちはごじゅうろく
  • 7×9=63しちくろくじゅうさん

7の段のプリントを作る

8の段:4の段の答えを2倍すると8の段

8×6=48は、4×6=24の2倍です。答えの一の位は8、6、4、2、0がくり返します。「はっぱろくじゅうし」「はっくしちじゅうに」と、読み方が詰まる問題に注意します。

8の段の唱え方を見る
  • 8×1=8はちいちがはち
  • 8×2=16はちにじゅうろく
  • 8×3=24はちさんにじゅうし
  • 8×4=32はちしさんじゅうに
  • 8×5=40はちごしじゅう
  • 8×6=48はちろくしじゅうはち
  • 8×7=56はちしちごじゅうろく
  • 8×8=64はっぱろくじゅうし
  • 8×9=72はっくしちじゅうに

8の段のプリントを作る

9の段:答えの各位をたすと必ず9になる

18(1+8)、27(2+7)、36(3+6)…と、十の位と一の位をたすと必ず9。さらに十の位は「かける数より1小さい数」です(9×7なら十の位は6、一の位は9-6=3で63)。この決まりに気づくと一気に言えるようになります。

9の段の唱え方を見る
  • 9×1=9くいちがく
  • 9×2=18くにじゅうはち
  • 9×3=27くさんにじゅうしち
  • 9×4=36くしさんじゅうろく
  • 9×5=45くごしじゅうご
  • 9×6=54くろくごじゅうし
  • 9×7=63くしちろくじゅうさん
  • 9×8=72くはしちじゅうに
  • 9×9=81くくはちじゅういち

9の段のプリントを作る

唱え方は一般的なものです。地域や教科書によって、少し違う言い方をすることがあります。学校で習った言い方を優先してください。

つまずきやすいポイントと、家でできる対策

1. 順番どおりなら言えるのに、バラバラだと止まる

九九を「歌」として覚えていて、1つ1つの式と答えが結びついていない状態です。九九でよく見られるつまずきの1つです。ランダムのプリントで、順番に頼らずに答える練習をします。止まった問題に印をつけ、次の日はその段だけで1枚作ります。

2. 7の段、6〜8の段の後半が覚えられない

答えの数が大きく、決まりも見えにくいため、最後まで残りやすいところです。入れ替えても答えは同じことを使うと、7×3は3×7(3の段)、7×4は4×7(4の段)として思い出せます。6の段まで覚えていれば、7の段で本当に新しく覚えるのは7×7、7×8、7×9の3つだけです。

入れ替えても答えは同じ:覚えるのは36マスだけ
×123456789
1の段123456789
2の段24681012141618
3の段369121518212427
4の段4812162024283236
5の段51015202530354045
6の段61218243036424854
7の段71421283542495663
8の段81624324048566472
9の段91827364554637281
緑の36マス=本当に覚える組み合わせ 灰色=入れ替えると緑と同じ答え 黄色=1の段(そのまま)

3. 読み方につまる(さぶろく・さんぱ・はっぱ など)

「さんろく」ではなく「さぶろく」、「はちはち」ではなく「はっぱ」のように、言いやすく変わる読み方があります。ここで止まると、答えまで出てこなくなります。読み方だけを親子で何回か声に出して確認しておくと安心です。

4. 答えは言えても、意味がわかっていない

「3×4は、3が4つ分」という意味がわかっていないと、文章題やわり算でつまずきます。おはじきやお菓子を3個ずつ4皿に分けるなど、ものを使って確かめる時間を少しだけ取ってみてください。

4枚の小皿におはじきが3個ずつのっていて、子どもが指で数えている。3×4=3が4つ分=12
「3×4」は、3こずつのお皿が4つ分。数えると12こになります(写真はイメージです・画像生成AIで作成)。

家での練習メニュー(1日5〜10分)

こんなときは、ひと休み
  • 泣きそう・怒っているとき(その日は唱えるだけにする)
  • 同じ段で3日続けて止まっているとき(1つ前の段に戻る)
  • 全部の段を毎日通して言わせているとき(その日の段だけにしぼる)

九九の豆知識

お子さんとの会話のきっかけに使える、九九の「へえ」をまとめました。

36種類
数のひみつ

九九の答えは36種類しかない

81問ありますが、答えに出てくる数は全部で36種類です(つまずきの章の「覚えるのは36マス」とは別の数え方で、たまたま同じ36です)。いちばん多く出てくる答えは6・8・12・18・24で、それぞれ4回ずつ登場します(例:12は2×6、3×4、4×3、6×2)。反対に1回しか出てこない答えは1・25・49・64・81の5つで、すべて同じ数どうしのかけ算です。

2025
数のひみつ

九九表の答えを全部たすと2025

81個の答えをすべてたすと2025になります。これは「1から9までの合計の45」どうしをかけた数(45×45)と同じです。

九九から
歴史

「九九」という名前は、昔は「九九」から唱えていたなごり

今は「いんいちがいち」から始めますが、昔は反対に、大きいほうの「九九(くく)」から唱え始めるのがふつうでした。その名残で「九九」と呼ばれています。

8世紀
歴史

奈良時代にはもう九九があった

奈良の平城宮の跡からは、「九々八十一」のすぐあとに「八九」と続けて書いた8世紀後半の木簡(文字を書いた木の札)が見つかっています。『万葉集』には、「十六」と書いて「しし」と読ませるなど、九九を使った言葉遊びも出てきます。

が
読み方

「にさんがろく」の「が」は、答えが1けたのしるし

答えが1けたのときだけ「が」が入ります(ににんがし、さざんがく)。答えが2けたになる「にごじゅう」には「が」が入りません。「が」は十の位が空いていることを表すとも言われます。

12×12
世界

イギリスの子は「12の段」まで覚える

イギリス(イングランド)では、Year 4(8〜9歳、日本の小3ごろ)の全員が、12の段までの九九をすらすら言えるかを確かめる全国のチェック(Multiplication tables check)を受けます。日本の九九は9の段までなので、覚える量はぐっと少なくなります。

よくある質問

九九は何年生で習いますか?

小学2年生です。文部科学省の学習指導要領で、第2学年の内容に「乗法九九について知り,1位数と1位数との乗法の計算が確実にできること」と定められています。習う時期は教科書や学校によって違うので、学校の予定やお子さんの教科書で確かめてください。

どの段から覚えればいいですか?

多くの教科書と同じく、5の段と2の段から始め、3の段・4の段、そのあと6・7・8・9の段、最後に1の段という順がおすすめです。答えの決まりが見つけやすい段から始めると、自信がつきやすくなります。

1日にどれくらい練習すればいいですか?

このサイトでは1日5〜10分、プリントなら1枚を目安にしています。長い時間を1回やるより、短い時間を毎日続けるほうが続けやすく、親子の負担も小さくなります。

順番どおりなら言えるのに、バラバラに聞くと答えられません。

九九を「歌」のように覚えていて、1つ1つの式と答えがまだ結びついていない状態です。このページでランダムのプリントを作り、止まった問題だけを集めて練習してみてください。

九九は3年生以降でも使いますか?

使います。3年生で習うわり算は、九九を逆に使って答えを見つけます(例:24÷6は「6×□=24」)。ランダムに聞かれてもすぐ答えられるようにしておくと、3年生の算数がぐっと楽になります。わり算の準備には九九の穴うめプリント、わり算はわり算プリントで練習できます。

どうしても覚えられないときはどうすればいいですか?

練習量を増やす前に、得意な段まで戻ったり、おはじきなどで「3×4は3が4つ分」と意味から確かめたりしてみてください。それでも長く続く場合は、担任の先生に家庭での様子を伝えて相談するのがおすすめです。

参考にした資料

九九の答えの数・合計などの数字は、九九表から運営者が計算したものです。